投資教育の入門書。設定や人物の描き方には賛否両論あり、好き嫌いの分かれるところではある。しかしながら本書が、お金の教育をあまり受けたことのない人(特に日本人の多く)に、お金の教育、投資教育の重要性に気づくきっかけを与えた点は評価が高いと思っている。
私は本書で描かれている「貧乏父さん」の生き方は、著者の考えに反して立派な生き方だと思うし、馬鹿にすることなんてできない。ただ、世の中の多くの「貧乏父さん」が、「金持ち父さん」に比べて損している状況は何とかできないかと思っている。「金持ち父さん」の考え方(ファイナンシャルリテラシー)もある程度は取り入れて、頑張りに見合った、もっと報われる「貧乏でない父さん」になってほしいと思っている。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
ファイナンシャルリテラシーの中でも、特に資産と負債の考え方は多くのお金持ちが普通に感覚として持っている考え方なので、ぜひ参考にしたい。ただし、中には投資手法の例など、国や時代背景が背景が異なるため、そのまま使うことはできないので注意が必要である。
金持ち父さん、貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)
学校でのお金の教育の必要性を再認識させられる。
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